プロトタイプF94







『XM−X』時代に連載していた小説の主人公機として設計したプロトタイプF94。
打ち切った今でも愛着はあるんですよ。
設定文章も併せて載せておきます。



プロトタイプF94  形式番号:F94−Proto  開発:サナリィ
頭長高:15.9m 全備重量:24.2t(本体重量:12.5t)
武装:ビームランサー×1 ビームガン×1 ヴェスバーU×1 ロングレンジレールキャノン×1 ビームシールド×1 右腕部グレネードランチャー×2 ビームサーベル×2 頭部バルカン×2

F91に代わる地球連邦軍主力量産機として開発されたMSの試作機であり、F91の正式な後継機の試作型。
極秘裏にクロスボーン・バンガードに渡されたF97同様に、戦力提供の見返りとして実戦データをサナリィに送るという契約で極秘裏にクロスボーン・バンガードに渡される事になっていた。
また、F97は公式には存在しない事になっているために、全体的なデザインはF91のものが色濃く反映されている。また、F94という番号が示す通り、F91とF97の中間の機体を目指して開発されてもいる。
ヴェスバーという武装により遠距離での戦闘能力の高さを発揮したF91、ビームザンバーやブランド・マーカー等多数の強力な近接武装を内臓したF97との中間、即ち、遠距離・近距離のどちらでも高い戦闘能力を発揮出来るような機体としてF94は設計された。
高機動かつ高出力という二つの機体と同様に、F94もかなりの機動力を実現している。機動性能に関してはF97に近いフレキシブル・スラスタが採用されている。
遠距離からの射撃戦を想定して開発されたヴェスバーUは、F91に搭載されていたものと違い、手持ち式のライフルとされ、本体からエネルギーが供給されない代わりに大型マガジンを用いる事で、出力・弾数共に安定させている。
近距離の格闘戦を想定して開発されたビームランサーには、低出力かつ先端部から広範囲にビームを発生させるノーマル・モードと、高出力のビームを突撃槍のように大きく展開するストライク・モードという機能が搭載されている。ビームサーベルを用いる通常のMS戦闘を想定した、ビームサーベルよりも一回りほど大きな間合いからの攻撃を可能としたノーマル・モードと、F97のビームザンバー等の高出力ビームに対しても同等以上に攻撃出来るようにストライク・モードを使い分ける事が可能となっている。
また、試作段階であるこの機体には、他にも試験的に様々な武装が搭載されている。
予備の射撃武装としてビームガン。近接武装としてサイドアーマー内にそれぞれビームサーベルが搭載され、超長距離からの狙撃も行えるようロングレンジレールキャノンが一門追加され、ビームシールドのない右腕部にはグレネードが二つ仕込まれている。
また、本機には実験的にバイオ・コンピューターMk−Uも搭載された。
これは、従来のバイオ・コンピューターとは異なり、先に搭乗者のバイオリズムをシステムに登録する事で誰にでも問題なく扱えるようにされている。しかし、搭乗者の精神状態等によっては、機体に設定されたリミッターが解除されてしまう危険性があるが、リミッターが解除されたプロトタイプF94は性能を限界まで引き出し、金属の剥離現象によって生じる分身が可能である。
試作機という事で様々な角度から高性能化が図られ、単体のコストは破格となってしまっている。

以下、別に用意した解説文
頭長高15.9m 全備重量24.2t(本体重量12.5t)
開発 サナリィ
武装:ビームランサー×1 ビームガン×1 ヴェスバーU×1 ロングレンジレールキャノン×1 ビームシールド×1 右腕部グレネードランチャー×2 ビームサーベル×2 頭部バルカン×2

 地球連邦軍主力機F91の正式な後継機の試作機。開発コンセプトから、公式には存在しない機体であるF97との中間を意味する番号を付けられている。ヴェスバーを用いた遠距離において戦闘能力の高さを示したF91と、近距離特化型のF97との中間、つまりどの距離においても高レベルの戦闘が行えるように設計された。
 また、試作機という事でコスト無視の高性能機となっており、量産化へのデータ収集のため、クロスボーン・バンガードに極秘裏に渡される予定だった。
 U.C.0139年に設計され、U.C.0140年に非公式にロールアウト。正式な量産機は同年末期のリゥーゴと地球連邦軍の戦争時に数機投入されている。
 特徴は専用装備の出力変更可能なビームランサーと、手持ち式のヴェスバーU、F97から採用された背部のフレキシブルスラスタ。ビームランサーは出力の変更により、ストライク・モードと呼ばれる突撃槍の形態に刃を変更する事が出来、よほどの出力のビーム兵器でなければ防ぐ事の出来ない攻撃能力を持つ。また、フレキシブルスラスタにより、急な方向転換による減速も抑えられている。ヴェスバーUは手持ち形式にする事で取り回しの良さが向上し、マガジン方式にする事で本体のエネルギー消費を抑える事にも成功している。
 また、プロトタイプであるこの機体には試験的にバイオ・コンピューターMk−Uが搭載されている。
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